子供の話

天気が良いから、犬吠埼に行きたいと思った。犬吠埼から、太平洋の地平線を見たいと思った。
そんなことを思うほど、良い天気であったが、眼が覚めたのが正午であり、また、家から犬吠埼まではどう見積もっても、3時間はかかるであろうから、直ちに起床し、身辺の整理をして立ち上がったとしても、日暮れにぎりぎり間に合うか否かという状況であったため、犬吠埼に行く代わりに、岬の映像を見て心を落ち着かせることにした。
山本コータロー岬めぐりだ。

http://www.youtube.com/watch?v=bFFWXWJkfZM

さて、ここから全く内容が変わるが、上記プロモーションビデオがなかなかの時代を感じさせる映像で、つい見入ってしまった。「岬めぐり」のリリースが1974年なので、その近辺に作られた映像なのだろうと推測するが、特に注目すべき点が0:52あたりと、1:47あたりに出てくる、電車内の子供の暴れっぷりだ。
つり革にぐるんぐるん絡みつくわ、狭い通路を全力で走り抜けるわ、ゆとり世代だの、子供のマナーだの言う人がいるけれど、昔から子供はこんなものだったんだな。今後は、子供に対してもうすこし緩い目線で接したい。
ここ数日、電車内で暴れたり、おもちゃ屋の前で駄々こねる子供なんかを見るたびに、最近の子供は躾がなってないな。なんて思うこともあったけれど、思い返せば自分もそんなもんであり、こんなセリフを吐いているのを見るにつけ、歳をとっているのだな。と、思うのである。
また、1:47あたりの子供が走り回っている映像で、新聞を読んでいるひとが、さりげなく新聞を避けているのを見て、昔の人のほうが、もっと我慢強かったんじゃないかと思うわけです。結局、子供に対しては、みんな多少の我慢が必要なのですね。ゆとりだの何だの言う前に、あと5秒我慢してみようと、思いました。
以上