年末の足音が徐々に大きく聞こえてくる。

2009年3月31日をもって学生という浮かれた身分を脱し、サラリーマンという社会の歯車に組み込まれることが決定しているのだけれど、そのまえにひとつおおきな仕事をしなければならなくて、それが世に言う卒業論文というやつなのだけれども、今日はその卒業論文の執筆に明け暮れた一日であった。
といえば聞こえが良いのだけれど、そういう面倒な作業をする際のお約束として、部屋の掃除を行い、過去に熱中した漫画を再び読んでみたりと、諸般の無駄な作業をしているが故、なかなか執筆活動は進まない。これは世の常だ。
予定では15日に初版を書き上げ、残り数日を用いて校正などを行う予定であるが、はたして如何か。
卒業論文の提出日が12月の24日で、その日をもって卒業論文の苦しみから解放されるわけであるから、知り合いと杯でも交わしたいものだ。と考え、以下のような文章をmixiに投稿しようと思った。

12月24日で卒論が書き終わり、いよいよ自由人になれるため、暇な人は一緒にお酒を飲みませんか?明石家サンタを見たいので、あまり遅くまで引っ張るつもりはありませんが、24日暇な人は是非!


しかしこの文章を投稿すると負けた気がして。いやはや、もはや12月24日における勝ちとか負けなんていう概念は、一昨年あたりに置き去りにしてしまっているので、そんなことはどうでも良いのですが、今年、この文章をmixiに投稿しようと思ったときに、ふと、「俺って痛いな」という感情が初めて現れて、ああ、俺も成長したんだなぁ。と一人感慨にふけっても、24日は一人。
やっぱりmixiに書き込むのはやめた。


でもmixiより自由度の高いはてなに書き込むあたり、未だに羞恥心とか、雰囲気とか、空気という言葉を文字列でしか捉えられていない自分を無視しきれず、冬の寒さが身にしみる。