助けてらりえもん

前回の記事*1の続きを書こうと思ったが、面倒くさくてやめた。
そう、私は面倒くさがりである。
面倒くさがりといえば野比のび太である。
つまり私は野比であり、野比といえばドラに助けられるのが定番であり、私も窓から身を乗り出して
「ドラえもーーーーん」
なんて叫んだもんだから、マンションの下を歩く人に怪訝な目で眺められ、少しく恥ずかしい思いをしたけれど、そもそも私の机には引き出しがないのであるから、一体どこからドラが来るというのであろうか。

なんかテンションがおかしくなってるので、ここから先は非表示にしときます。


引き出しがないのであるから、机の中の探し物を探すこともできず、見つけにくいものを探すこともできず、井上陽水ごっこも許されない。
引き出しのない机を買ってしまったばっかりに、こんな苦労をするなんて、なんとも非情な世の中だろう。
このまま引き出しのない机に座っていたならば、机の妖怪を引き連れて百鬼夜行が6畳を練り歩き、夢も満足に見られない。グミを食おうとしたら引き出しの中に入れていないものだから、いつの間にか素足で踏みつけており、靴を履こうにもねらねらして満足に外出できない。
まさに引き出しのない人生であるばかりに、こんなに苦労を強いられるのである。なんという不幸。なんという不如意。

だから俺は引き出しを捜すよ。俺の机に合った引き出しが、必ずどこかにあるはずだ。
鰹節を体に振りかけて、
うふっふー、うふっふー、うふっふー、さーぁー
なんて探しながら町へ駆け出した午後10時。
気がつくと錦糸町
這いつくばって、這いつくばって、一体何を探しているんだろう。

そんなことを考えていた。