感慨深い

上野にスーツを買いに出かけたら、谷亮子が選挙活動をしていた。どこにでも居そうな、ちっちゃなオバさんだと思ったが、あの小さな身体で世界を獲ったと思うと、感慨深い。
買い物の帰りに、又吉イエス選挙カーを見た。助手席には唯一神そのひとが乗っていたが、ごくごく普通のおっさんに見えた。とてもあんな素っ頓狂な声で、素っ頓狂な演説をする人には見えず、感慨深い。

感慨深いという言葉は、すごく便利であるなぁ。と、感慨深い思慮にふけっているワタクシの、本日日曜日の過ごし方を振り返ってみると、朝、調髪に出かけ、昼間は洗濯物をしながら酒を飲み、夕方からスーツを買いに出かけたものの、値札を眺めながら、今の収入ではスーツを買う余裕も無いな、とつぶやき、秋葉原で中古CDと古本屋で簿記のテキストを購入し、大雨の中帰宅すると洗濯物がずぶ濡れであり、あえて洗濯物を取り込むこともせず、とりあえず酒を飲みながらこのような文章を書き綴っている次第。
非常に充実した一日を過ごしているなぁ。と思いながら、ところどころに退廃的な雰囲気が漂っているこの日常を、一言で表すならば、やはり感慨深いの一言に尽きるのであるよ。なんとも感慨深い。
What a Ji-gya-ku-teki!